2011年5月22日日曜日

けちな勉強

私が「けちな勉強」と呼ぶのは次のような場合です。

①テストに出ないものは学ばない。
②学校でやっていないものはやらない。

 「それはテストに出ますか?」という質問をする生徒は決まっています。そうした質問をする生徒は熱心に勉強していても、ある程度以上の成績をあげることはあまりありません。英語、数学、国語、理科、社会。どれをとっても、表に出ている部分ではない背景の深みのようなもの(まさにバックボーン)が高得点の素地になっているのです。テストに出るかどうかで、勉強を振り分けていると、痩せた大地に作物を作っているように、やがて枯れるか小さな果実しか実りません。「それは学校でやっていません」といって、学習を限定する人も同様です。

 問題はそうした子達の中に、成績を上げようとするあまり、けちな勉強になってしまう人がいることです。テスト直前では仕方のないことですが、普段はもっとふくらみを持った勉強を心がけたいものです。

 畑を耕しておけば、大きな果実も期待できます。

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