2011年5月20日金曜日

必要条件と十分条件

長くやっていても授業が上手く行かないことが度々あります。特に、テストが近づいてくるとそうです。こちらの焦りが授業に出てしまうのかもしれません。あれもしたい、これもしたいという思いが空回りしてしまいます。

帰りの車の中で、いつも反省をすることになります。今日の反省は授業を急ぎすぎたこと。来月早々のテストに備えて、やっておかなければならない項目を予定通り消化できなかったことです。長くやっていますから、テストに何が出るか熟知しています。何を身につけ、何を捨てるか良く分かっているつもりです。そのすべきことが十分にできていないと、知らず知らずに授業が乱れます。それが出てしまいました。

どう急いだところで、生徒の方は、理解できる速度以上に早く理解できるわけではない。という、至極当たり前のことを忘れてしまいました。といっても、テストに出ることが自明な事柄が十分に身についていない生徒を目の当たりにすると、勿論、穏やかではいられません。

十分ではないが、身に着くことのみを教えるか。身に着かない恐れもあるが、十分なことを教えるか。悩ましいところです。

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