2013年1月25日金曜日

面接の練習

2度目の面接の練習をしました。1回目よりずっと良くなっていました。

新しい入試制度では、面接の比率は2割以上。無視できない数字です。といって、学力を着けなければいけないこの時期に、面接の練習にどの程度時間をかけるか。これは難しい判断です。

ある上位高の校長が「面接の練習をする時間があれば、勉強してください」と学校説明会で言ったそうです。私も当初そう思っていました。面接なんか形式だけだし・・・。どうせ、皆同じようなことを言うだけだ・・・と。

ところがどっこい。そうではありませんでした。生徒たちは自分自身と向き合う貴重な時間を持ったのでした。こんなに自分を見つめたのは生まれて初めての体験なのでしょう。その中で、彼らは明らかに成長しているのです。そうした生徒と面接の練習をするのは私にとっても大きな喜びでした。

2対1の面接練習のときのことです。「あなたにとって、中学校生活で印象に残ることを教えてください」という質問に、中3になって、厳しい受験勉強を始めてからそれまで好きでなかった勉強が好きになったことです。という内容の答えがありました。思わず、胸がいっぱいになりました。その他にもちょっとした感動を得る瞬間が何度かありました。

皆、1週間前より一段上の階段に進んでいました。技術的な話ではありません。一歩、人間的に成長したのです。すっくと立ち上がって、自立への道を歩み始めたのです。

授業後、面接を指導してもらっている八木先生とこの話をしました。やって良かったと心の底から思えました。


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