2012年10月17日水曜日

国体

国体の開会式をTVで見ました。国体の開会式を見るのは随分久しぶりです。

47都道府県の選手が各県のプラカードの後ろの整然と?並んでいます? うっ。そんなに整然とはしていません。後ろのほうは列が歪んで、選手もだらしなくお喋りしています。

そうか、日本も変わったんだな。オリンピックで外国の選手団はそんなにちゃんと並んでいません。日本人も世界基準になったようです。

選手宣誓のとき、男子選手が言葉を忘れてしまったようです。その後、昨年の優勝県の代表者が天皇杯を変換した後、レプリカを受け取るのを忘れて戻ってしまい、再度、レプリカを取りに壇上に上がるというハプニングもありました。

変わった。確かに変わった。日本人はそうしたことを沢山の練習によって、世界で最も完璧にやってのける国民だったはずです。そして、それが日本の製品の信頼性を支えていたはずです。

以前こんなコマーシャルがありました。”大丈夫か? 俺。 大丈夫か? 日本” 

ところで、国体は必ず開催県が総合優勝するように仕組まれています。かつて、高知県知事の橋本大二郎が”もうそろそろ、開催県が優勝しなくても良いのではないか”といったことがあります。県外選手の住民票を開催県に変えたり、その他様々なことをして優勝をするようにするのはどうなのだろうという疑問提起でした。その年、高知県は優勝せず10位になりました。それが、長い国体の歴史で唯一、開催県が優勝しなかった年です。

山口県のある知事にいたっては”ずるをしてでも優勝しろ!”とか”旗振り競技(柔道のように判定する競技)では地元に有利に旗をあげるべきだ”とまで言いました。

人間は変わっても、システムがそれに追いついていないようです。

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