2011年10月23日日曜日

韋編三絶(いへんさんぜつ)のすすめ

久しぶりのブログ更新となります。

今日は葦編三絶(いへんさんぜつ)について。

葦編三絶とは、「一冊の書物を繰り返し読むこと」です。
僕はこのことの大切さを最近改めて感じています。

人の心は時間と共に移ろいゆくもので、1回目、2回目と同じ本を読んでいく
たびに、心に”沁みる(しみる)”部分が変わってきます。
「あ、こんなこと書いてあったんだ」、と今の自分の心が求めている言葉に出会うと
ちょっとした感動を覚えます。

楽器を習っている人は、勉学にもその力を発揮すると良く言われます。
なぜか。 
それも、葦編三絶によるものだと僕は確信しています。

楽器で曲の練習をする時、通常は数週間から数か月、1つの曲に付きっきりになります。
そしてやっと1つの曲をマスターすることができます。
数か月でやっと一曲、と聞くと楽器の上達には途方もない時間がかかるように思えますが、
その一曲を仕上げる過程で、色々な技術をその人は身に付けるのです。

楽器をやっている人はその事を知っていて、勉強でも同じ事を何度も繰り返し、
1から10を学ぶのでしょう。

最後に、最近僕の心に響いた言葉を紹介させてもらいます。
「思いの種を蒔き、行動を刈り取り、行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。
習慣の種を蒔き、人格を刈り取り、人格の種を蒔いて人生を刈り取る」

これは「7つの習慣」という書物にある言葉です。
5回目に読んだ時、やっと巡り合えました。







1 件のコメント:

  1. 素晴らしい記事(授業)ですね。
    同じ問題を何度も解くことの重要性を見事に表現しているなぁ。
    生徒に読ませたいですね。

    返信削除