2011年10月30日日曜日

ドラフト会議

NHK白熱教室「明治大学編」であなたは「就職する」のか「就社する」のかという話をやっていました。誤解があるかもしれませんが、欧米人は組織の中で「機能」を担おうとする。一方、日本人は組織の中で「役割」を担おうとする。その結果、日本人は就職ではなく就社をするのだというような話でした。その真偽をここで論ずる気はありませんが、その議論の延長上のような話が最近ありました。

プロ野球のドラフトです。巨人・原監督の甥で東海大菅野投手が、巨人ではなく、日本ハムに指名されました。

上記の白熱教室の議論を前提にすると、プロ野球の選手として「日本野球機構に参加したい」のか、それとも「巨人軍に帰属したい」のかという違いです。

アメリカではドラフトの指名拒否はほとんど無いようです。野球選手として、打つこと、投げること等、機能の一部を負担したいから、月並みな表現では、「どこのチームでも野球ができればよい」という考えでしょうか。一方日本では、希望球団以外の指名を拒否するケースは珍しくありません。あるチームに帰属して、単に機能としてではなく、そのチームの役割を担いたい。つまり、ある特定の球団の中で自分の役割を得たいからということでしょうか。

白熱教室の議論を応用してみましたが、自分自身でもはっきり分かっているわけではありません。ドラフトというアメリカの制度を日本がどのように運用していくのか、今後のニュースを注目したいと思います。

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