作家三島由紀夫が『治りたがらない病人は病人の資格がない』ということを言っていました。
体を鍛えることによって解決するような問題を病気のせいにするなというわけです。
そして、肉体を鍛え、痩せぎすの文化人から、筋骨隆々とした武人に変わっていったのです。
『やればできるのに・・・』といわれるタイプの生徒がいます。本人も自分の能力にある種の自信を持っていたりします。『やればできるのだから、今やらなくてもよい。その気になればできるのだから・・・』と漠然と思っているのかもしれません。それが自分自身をごまかす理由になっているようにも思います。
数学の表現を使えば、
『やる ならば できる』という命題の裏の命題は『やらない ならば できない』です。
この裏の命題は真であるように思います。
自分が『治ろうとしている病人』なのかどうか考えてみる。それなりにエネルギーを要することですが、考えてみる価値があります。
あぁ、そういう意味でしたか。
返信削除それなら同感です。
Twitterの「やればできるという言葉でどれだけ多くの才能がのびて来なかっただろう。」というつぶやきだけだと文意が読めませんでした。
おっしゃるとおり、「やればできるけどやらない」のであれば、できないのと同じですよね。
そして、今の塾生たちが社会に出てからの人生において、「できるか、できないか」よりも、「やるか、やらないか」のほうが意味を持つと思います。
「やる」生徒を育てたいですね。