2010年5月11日火曜日

月はなせ追いかけてくるのか?

中1の生徒を相手に宇宙論を展開しました。こういう話をするととても真剣に聴き入っています。以前、相対性理論の端緒を話したときもそうでした。

今日は生徒の『何で月はどこまで行っても追いかけてくるの?』という疑問に答えるところから、脱線したものでした。理科の時間をだいぶ潰してしまったのですが、話してよかったと思っています。

私は20代から30代にかけて、たくさんの夜を寝袋の中で過ごしてきました。ヨーロッパで、中東で、インドで、そして日本で。
満点の星空を望み、どこからか聞こえる犬の遠吠えや、風に震える草木のざわめきに怯えながら、『あーっ。俺って、随分ちっぽけだな』と思ったものです。

私も生徒も宇宙の深遠さ、自然の雄大さ、世界の神秘の前でとても小さな存在です。おのずと謙虚になる一瞬を持ちます。これはとても大事なことです。
そして、どのような勉強であれ、謙虚でなければ得るものは少ないといつも思います。

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