2014年10月15日水曜日

入力より出力

中3の前期内申が出ました。12月始めの三者面談(ここで私立併願校の合否が事実上決まります)に向けて、11月始めに模試をすることにしています。昨年までは全員受験でしたが、今年は希望者のみの受験にしました。理由は模試が有料であり、決して安いものではないからです。

とは言え、できるだけ受験するように進めてはいます。というのは、2年前からの受験システムの変更で神奈川県の公立高校入試も急に難しくなり、内申点の僅かな差など無いようなものだからです。

受けない生徒の理由は様々ですが、決まってあるのが「もっと勉強して、できるようになってから受けたい」というものです。中1や中2はいざ知らず、中3のこの時期でこの考えはいただけません。そんなこと言っているとついぞ模試を受けずに本番に臨むことになります。内申点より学力が良い場合はまだしも、その逆の場合は悪い結果になりかねません。

以前あるマラソンランナーがこんなことを言っていました。”息が苦しくなったとき、沢山吸い込むのではなく、沢山吐き出すことを意識している”と。

入力よりも出力なのです。しっかり勉強して、完全にしてから受けたい。その思いは良く分かりますが、学んだ初期から出力するほうが良い結果が出るように思えます。

出力できない知識など無いのと同じですから。

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