2013年5月19日日曜日

文武両道

ホームページを見ると、文武両道を謳っている高校が沢山あります。この場合の文武両道は”勉強”と”部活”です。

文武両道の意味については諸説ありますが、一般的には”学問”と”武芸”ということなのでしょうが、”文は考えること、武はその考えを実行すること”だという説も有力です。

問題はそれを両立させることです。個人的な感想をいえば、”勉強はゆるく、部活はきつい”という高校が多いように感じます。

来週から、近隣の高校が一斉に中間テストです。昨日は一日テスト対策をしていました。体験に来ている生徒があまりに基本的なことを知らないので、「学校の授業聞いているの?」と聞くと、「寝ている」との事。彼の属するサッカー部は夜遅くまでの練習に加え、朝練も当然のようにあり、テスト期間中も自主錬という名での練習や試合が入っています。そのため、サッカー部は全員授業中に寝ているそうです。さもありなむ。

個人的には、学校での部活を一切無くし、今部活でやっていることを地域のクラブのようなところでやるというドイツ式のやり方が理想的だと思います。学校と部活が同じメンバーによる閉鎖された社会ではいじめや暴力を含め、様々な問題の解決が図れません。社会人や大人の目に晒された学校とは別の組織で学校では学べないことを学ぶ。どうでしょう?

どのみち、現状では”文武両道”なんて殆どの高校で絵空事なのですから。

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