ゆとりの教育のときは中1、中2で地理と歴史、中3で公民をやっていました。
新指導要領では中1,2で地理と歴史、中3で歴史の残り(近現代史)と公民をやるようになりました。中3に歴史の一部が残っているのが何となくすっきりしないように思っていましたが、最近、これは案外良いかもと考え始めています。
その理由は、現代社会が近代の歴史の結果として成り立っていることがよく分かるからです。以前は公民は地理とも歴史とも無関係の別の教科を扱っているかのようでした。それが”このような歴史的経緯があり、その結果、現在の制度や考えができている”という風に理解しやすくなったからです。
昨日は世界恐慌を扱いました。ニューディール政策、ブロック経済、・・・。まさに、そのまま現代社会です。アベノミックスをどう理解するかの一助にもなるかと思い、授業を進めました。
そういえば、ニューディール政策は”新規まき直し政策”と訳されていたはずです。カタカナ英語を日本語にすると英語にはない”微妙な感情”が付け加わります。アベノミックスをひらがなと漢字で言い換えるとどうなるのでしょうか?
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