旺文社の本を買うと、創業者、赤尾好夫の勉強十戒が書いてあります。
始めの幾つかは、次のようです。
1、学習の計画を立てよう。計画のないところに成功はない。
2、精神を集中しよう。集中の度合いが理解の度合いである。
以下 ・・・・・・・・・・
10、大胆にして細心であれ。小心と粗放に勝利はない。
当たり前の、しかし確かにそうだと頷くことが、書いてあります。部屋の机にでも貼って、時々読むと良いかもしれません。
そういえば、子供の頃行った床屋に「福沢諭吉の心訓」なるものが貼ってありました。他でも時々見たので、どこかの新聞社辺りが配ったものなのかもしれません。当時、広く知られたものでした。こんな内容です。
一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。
一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。
一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。
最近、これが福沢諭吉の作ではないという記述を目にしました。社会の教科書で福沢諭吉の写真を見るたびに、この心訓を思い出していたので、ちょっとショックでした。
かつて、ヨーロッパを長く旅していたとき、ある日本人がこの「福沢心訓」のことを言っていました。「世の中で一番さびしい事は・・・・」を見る度に嫌な気持ちになると言ったのです。私も旅人でしたから、その気持ちがなんとなく分かりました。彼はその後、僧侶になり、一生涯を貫く仕事を持ちました。
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