2011年11月13日日曜日

全文証明と英作文

現在1教科50点満点の神奈川県公立高校入試が再来年から1教科100点になります。試験時間は変更がないようなので、小さな点数差を大きく見せるだけなのか、そうでないのか。12月に発表される出題例が待たれます。

一部では数学の全文証明や英作文の出題があるだろうと噂されています。図形の証明問題は記号を選ぶだけの問題でしたし、英作文にいたってはその痕跡もありませんでしたから、実施されればそれなりの勉強が必要になります。

実は、首都圏の東京・埼玉・千葉の公立高校の問題は当たり前のように、全文証明があり、数行の英作文があります。神奈川県になぜないのか、たいへん不思議です。さらに、理科、社会も記述の部分はほとんどありません。

これをゆとりのせいだという向きもありますが、他県ではそういうわけでもないので、当たっているとは言えません。採点上の理由(記号の選択は確かに採点が楽です)という意見もありますが、もしそうだとしたら、それは怠慢のそしりを免れないでしょう。試験から発表まで驚くほど時間をかけているのもこの県の特徴だからです。

いったいどんな出題例が出てくるのか期待と不安と半々というところです。

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