日本人3人がノーベル物理学賞を受賞しました。ところが、日本は物理が強いと喜んではいられないようです。
或る科学評論家が「嘗ては高校生の80パーセントが物理を勉強していたが、今は30パーセントだ」と言っていました。
だんだん物理をやる人が少なくなっているのです。
物理・化学・生物・地学の理科4教科。日本史・世界史・地理・政経/倫社の4教科を日本中の高校生が必修で学んでいる時代がありました。やがて、選択制になり、更に、物理Ⅰと物理Ⅱのように分けられ、新指導要領で物理基礎(物理Ⅰより内容が少ない)と物理に変更されました。
学ぶ人も少なくなり、学ぶ内容も少なくなっているのです。今の高校生の平均的レベルを考えると致し方ないとも言えますが・・・
やがて、物理は特別な人以外扱わない教科になるかもしれません。きちんと学べは面白い科目なだけに残念です。
さて、今日は文学賞の発表です。 "MURAKAMI haruki"の受賞があるのでしょうか?
2014年10月8日水曜日
台風一過
子供にとって台風は嫌なものというばかりではありません。日常ではない風と雨と空模様に、妙な興奮を覚えるのは普通のことです。
数年に一度の大型台風19号が関東を直撃しました。
「明日、台風が来て、学校が休みにならないかなあ」という、多くの小・中・高生の願い通り、周辺の学校は殆んど休みになりました。それは、元寇ののときに吹いた神風同様、目前の脅威を一瞬にして蹴散らしたのです。ごく一部の授業が行われた高校の生徒の失望たるや想像に余りあるものです。
こうした神風の思想は今でも私たちのメンタリティーに何らかの効果を果たしているのかもしれません。一発逆転の思想です。
今はできないけど、「きっといつか風が吹く」 そう思ってじっと勉強せずに待っているのかもしれません。風が吹けば、
偏差値40から、**勉強法でT大学に合格とか
偏差値30の金髪ギャルがKO大学に合格とか
という風になるはずです。
そうして老いていくのでしょうか。
数年に一度の大型台風19号が関東を直撃しました。
「明日、台風が来て、学校が休みにならないかなあ」という、多くの小・中・高生の願い通り、周辺の学校は殆んど休みになりました。それは、元寇ののときに吹いた神風同様、目前の脅威を一瞬にして蹴散らしたのです。ごく一部の授業が行われた高校の生徒の失望たるや想像に余りあるものです。
こうした神風の思想は今でも私たちのメンタリティーに何らかの効果を果たしているのかもしれません。一発逆転の思想です。
今はできないけど、「きっといつか風が吹く」 そう思ってじっと勉強せずに待っているのかもしれません。風が吹けば、
偏差値40から、**勉強法でT大学に合格とか
偏差値30の金髪ギャルがKO大学に合格とか
という風になるはずです。
そうして老いていくのでしょうか。
2014年10月4日土曜日
背景が痩せている Ⅱ
大学受験生で英語の長文が苦手な場合、日本語が苦手な場合がほとんどです。
大学受験に出る英文は受験生の英語力が中学生レベル(日本の中学で学ぶレベル)だったとしても、その内容はまともな大人を対称にしたものです。
田中久美が”あなたはどのスポーツが好きですか?”と聞くと、健が”ぼくは卓球が好きです”と答えるような英文を相手にしているのではありません。
例え、英語力がアメリカの3歳児レベルでも、読まされる文章の内容はアメリカの大人を相手にしたものです。
今日ある生徒が読んでいた文章(高校の課題)は”グローバリズムとモノカルチャー経済”に関するものでした。仮に全ての単語を辞書で引いたとしても、その内容を理解することはできないでしょう。日本語で読んでもチンプンカンプンなわけですから。
これには日本語が十分でないという側面と、その背景となる知識が十分でないという2つの側面があります。
新聞を毎日読まずとも眺めていれば”グローバリズム”などという言葉は自然と目に入ってきます。一方、TVやウェブのような主体的に選択する種類の情報では自分の知っているもの、関心のあるもの以外の情報に行き着く可能性がずっと少なくなっています。
電子辞書も同様です。確かに速くひくことはできますが、情報の視野が狭く、得られる知識がまさにデジタルです。同じジーニアスの英和辞典でも本と電子辞書では処理する情報量が異なります。これも、背景をやせ細らせる一因なのかもしれません。
大学受験に出る英文は受験生の英語力が中学生レベル(日本の中学で学ぶレベル)だったとしても、その内容はまともな大人を対称にしたものです。
田中久美が”あなたはどのスポーツが好きですか?”と聞くと、健が”ぼくは卓球が好きです”と答えるような英文を相手にしているのではありません。
例え、英語力がアメリカの3歳児レベルでも、読まされる文章の内容はアメリカの大人を相手にしたものです。
今日ある生徒が読んでいた文章(高校の課題)は”グローバリズムとモノカルチャー経済”に関するものでした。仮に全ての単語を辞書で引いたとしても、その内容を理解することはできないでしょう。日本語で読んでもチンプンカンプンなわけですから。
これには日本語が十分でないという側面と、その背景となる知識が十分でないという2つの側面があります。
新聞を毎日読まずとも眺めていれば”グローバリズム”などという言葉は自然と目に入ってきます。一方、TVやウェブのような主体的に選択する種類の情報では自分の知っているもの、関心のあるもの以外の情報に行き着く可能性がずっと少なくなっています。
電子辞書も同様です。確かに速くひくことはできますが、情報の視野が狭く、得られる知識がまさにデジタルです。同じジーニアスの英和辞典でも本と電子辞書では処理する情報量が異なります。これも、背景をやせ細らせる一因なのかもしれません。
2014年10月3日金曜日
背景が痩せている Ⅰ
期末テストの結果が出揃いました。その中で地理の点数が低いのがここ数年続いています。学校の平均点が低いのです。
問題が難しい。習っていないことがでる。というのが生徒の意見です。
確かに、そんな一面もあるのですが、一番感じるのは彼らの知識に深みが無いことです。知識の背景がやせ細っていることです。
例えば、都道府県のテストがあるとします。47の都道府県の名と場所を覚えれば済むことです。それ以上の知識も広がりも必要ありません。したがって、このようなテストはある程度できます。尤も、これすら覚えられない中学生も多いのですが。
神奈川県の公立高校入試問題がここ2年大きく変わりました。社会も例外でなく、記述問題の増加等かなり難化しました。3年前以前の記号を選択する、間違えないように注意することが最も重要な受験勉強であった頃のものとは様変わりしました。
その影響が定期テストにも現れているのかもしれません。単純な知識、限定的な知識の問題でない場合、対応できないのでしょう。
10の問題に答えるために10の知識があればよい場合。10の問題に答えるために100の知識が必要であり、一見不要だと思われる無駄なものも含む沢山の知識の中から一つの答えを導く場合。だいぶ異なっています。
そして、後者の能力に欠ける若者が増加しているように思います。
その具体的な例を次回書いてみます。
問題が難しい。習っていないことがでる。というのが生徒の意見です。
確かに、そんな一面もあるのですが、一番感じるのは彼らの知識に深みが無いことです。知識の背景がやせ細っていることです。
例えば、都道府県のテストがあるとします。47の都道府県の名と場所を覚えれば済むことです。それ以上の知識も広がりも必要ありません。したがって、このようなテストはある程度できます。尤も、これすら覚えられない中学生も多いのですが。
神奈川県の公立高校入試問題がここ2年大きく変わりました。社会も例外でなく、記述問題の増加等かなり難化しました。3年前以前の記号を選択する、間違えないように注意することが最も重要な受験勉強であった頃のものとは様変わりしました。
その影響が定期テストにも現れているのかもしれません。単純な知識、限定的な知識の問題でない場合、対応できないのでしょう。
10の問題に答えるために10の知識があればよい場合。10の問題に答えるために100の知識が必要であり、一見不要だと思われる無駄なものも含む沢山の知識の中から一つの答えを導く場合。だいぶ異なっています。
そして、後者の能力に欠ける若者が増加しているように思います。
その具体的な例を次回書いてみます。
2014年9月26日金曜日
期末テスト終了 そして 球技大会
市内の中学校の期末テスト日程が今回ほど揃っていたのは初めての体験です。今日が最終日でした。
来週から、後期中間に向けて授業再開です。それは中3にとっては入試に関係する最後のテストでもあります。秋風とともに受験は佳境に入っていきます。
一方、いくつかの高校で球技大会が行われました。二期制の学校では、生徒に球技をさせて、先生は成績の処理をするようです。
たしか二期制にしたもっとも大きな理由は次のようなものだったはずです。
”ゆとり教育が終わり、学習内容が増加したためその分の授業時間数を確保しなければならない。そのため、3期制を2期制にし、定期テストや終業式の回数を減らし、その分を授業にまわすと。”
球技大会は二日間、或いは三日間行われます。それも、年に2回。”授業時間の確保はどうなっているの?”と思うのはおかしいですか。
来週から、後期中間に向けて授業再開です。それは中3にとっては入試に関係する最後のテストでもあります。秋風とともに受験は佳境に入っていきます。
一方、いくつかの高校で球技大会が行われました。二期制の学校では、生徒に球技をさせて、先生は成績の処理をするようです。
たしか二期制にしたもっとも大きな理由は次のようなものだったはずです。
”ゆとり教育が終わり、学習内容が増加したためその分の授業時間数を確保しなければならない。そのため、3期制を2期制にし、定期テストや終業式の回数を減らし、その分を授業にまわすと。”
球技大会は二日間、或いは三日間行われます。それも、年に2回。”授業時間の確保はどうなっているの?”と思うのはおかしいですか。
2014年9月17日水曜日
ご無沙汰しています。
8月末の或る日、懐かしい人が顔を覗かせてくれました。この3月まで塾で講師をお願いしていた長尾先生です。大学院を終了し、就職したのですが、その忙しい合間をぬって塾に立ち寄ってくれました。
最近、プログが更新されていないので心配していたとのこと。申し訳ありません。夏の暑さと、夏期講習でパソンコンに向かう気になれないまま一月が過ぎたのです。
秋風とともにまた、プログを更新します。
長尾先生は毎年、この季節になると、庭で取れたゴーヤを持ってきてくれます。おいしくいただきました。ありがとう。
2014年7月4日金曜日
読書量と国語力の相関
大学受験用の小論文の模試に面白いものがありました。それは3つのグラフを見て意見を600字で述べるというものでした。
●1つめのグラフは調査した中学生・高校生が最近1カ月間に読んだ本の数と読解力テストの偏差値に関するものでした。
1冊も本を読まない生徒はさすがに偏差値が最も低く出ていました。しかし、1冊、2冊、・・・・10冊くらいまで読んだ生徒に偏差値の差はほとんどなく、逆に最多の11冊、12冊の生徒は偏差値が下がっていました。これは中学・高校ともに同じような結果でした。
●2つめのグラフは最近1カ月に読んだ本の数と国語のテストの偏差値に関するものです。
1つ目のグラフとほとんど同じ結果です。
●3つめのグラフは読んでいる本の多様性と読解力についてのものでした。
読書の幅が広い人(いろいろな本を読んでいる人)は読書の幅の狭い人(偏った本を読んでいる)人に比べ明らかに読解力の偏差値が高くなっていました。ある程度の相関が見て取れました。
この結果は以前から考えていたことを裏づけするものでした。本を読めば国語ができるようになるというわけではないということです。もっとも、全く読まない人の偏差値が極端に低いことを考えると、読書量が極端に少ない多くの中高生にはもっと本を読むべきだとはいえますが・・・。
●1つめのグラフは調査した中学生・高校生が最近1カ月間に読んだ本の数と読解力テストの偏差値に関するものでした。
1冊も本を読まない生徒はさすがに偏差値が最も低く出ていました。しかし、1冊、2冊、・・・・10冊くらいまで読んだ生徒に偏差値の差はほとんどなく、逆に最多の11冊、12冊の生徒は偏差値が下がっていました。これは中学・高校ともに同じような結果でした。
●2つめのグラフは最近1カ月に読んだ本の数と国語のテストの偏差値に関するものです。
1つ目のグラフとほとんど同じ結果です。
●3つめのグラフは読んでいる本の多様性と読解力についてのものでした。
読書の幅が広い人(いろいろな本を読んでいる人)は読書の幅の狭い人(偏った本を読んでいる)人に比べ明らかに読解力の偏差値が高くなっていました。ある程度の相関が見て取れました。
この結果は以前から考えていたことを裏づけするものでした。本を読めば国語ができるようになるというわけではないということです。もっとも、全く読まない人の偏差値が極端に低いことを考えると、読書量が極端に少ない多くの中高生にはもっと本を読むべきだとはいえますが・・・。
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