最近英語を教えていて、意外と発音やアクセントが苦手な高校生が多いことに気づく。
長文読解の問題の解説時間に、生徒一人一人に、順番に1文ずつ読んでもらっているのですが、みんな読むことが苦手みたいです。
学校の授業であまり英文を読まなくなったのかなぁ。
もしくは引っ込み思案な生徒が多いのでしょうか。
ということで、発音の覚え方を一つ紹介します。
例題:motherと異なる発音の単語を選べ
①couple
②come
③cut
④family
正解は④です。
u, o, ouと書いて"あ"と読む場合は、"ア"と発音しますが、aと書いて"あ"と読む場合は"エァ"と発音します。
つまり、familyはファミリーではなく、フェァミリーなんですね。
他はカップル、カム、カットとすべてアと発音します。
一つ一つの単語の意味、読み方、アクセントの位置を暗記させることは効率的ではないですし、授業の中ではそこまでできないので、こういった共通点を教えてある程度効率よく教えていかないと受験までに間に合わないですね。
似たようなことが他にもいくつかあるので、授業の中で説明していこうと思います。
2009年8月4日火曜日
which の使い方をもっとシンプルに覚えられないだろうか。
先日、高3英語の授業でwhichの使い方を教えました。
その授業の後に、家でいろいろとwhichについて僕なりに考えたことを書いてみようと思います。
"どちら"という意味の使い方は分かりやすいと思いますが、関係代名詞と呼ばれる使い方は少し分かりづらいですよね。
which という単語をYahoo辞書で調べると、代名詞と形容詞に分けられ、その後細かく12通りほどに分けられていますが、すべてを暗記しろと言われたらやる気なくなりますし、実用的ではないですね。
英語のネイティブスピーカーがすべての用法を意識して使っているわけがありません。
例えば、日本語で考えると以下のような感じでしょうか。
日本語で"どちら"という単語を使う例文を考えてみる。
・リンゴとみかん、どちらが好きですか?(目的語的用法)
・どちらの物件がお気に入りですか?(形容詞的用法)
・どちらにお住まいですか?(副詞的用法)
・どちら様ですか?(主語的用法)
これらを文法として、会話のときに意識して使っていないですもんね。
では、どうやって覚えるのがよいか、ということを考えていきたいな、と。
こちらが先日の授業で出てきた文法の問題です。
(著作権を意識して少し変えてあります。)
The house () she was looking for was on the main street.
①whose
②what
③which
④in which
⑤in that
正解は③のwhichなのですが、なぜwhichなのかを考える上で関係代名詞を使わない文章に戻してみると分かりやすいです。
She was looking for the house.
The house was on the main street.
(彼女はある家を探していた。(そして見つけてみると、)その家はメインストリート沿いにあった。)
the house なので、おそらく探していた家は、友人の家のような特定の家だと予想できます。
この2つの文章をつなげたのが例文なのです。
⇒The house which she was looking for (the house は不要になる) was on the main street.
(彼女が探していた家はメインストリート沿いにあった。)
--- 以下は余談 ---
つなげる順番を逆にすると下の文になりますね。
⇒She was looking for the house which was on the main street.
(彼女はメインストリート沿いにある、(特定の)家を探していた。)
2つの文章を比べると状況が違いますね。
1つ目の文章はどこにあるか分からない家を探していて、見つけてみたらメインストリート沿いにあった、というときの文章。
2つ目の文章はメインストリート沿いにあると知っていた家を探していたが、この文章からは最終的に、見つかったかどうかは分かりません。
ちなみに、the house を a house にすると、
She was looking for a house which was on the main street.
「(特定の)メインストリート沿いの(特に指定はない)家を探していた」という意味になり、引越すときに国道一号線沿いの物件を探しているときのような文章になりますね。
--- 余談 ここまで---
さぁ、先ほどの例文を覚えたまま次の例文をやってみましょう。
He found a tall tree () beautiful birds were nesting.
①that
②how
③which
④in which
⑤whatever
正解は④です。
この文章も2つに分解してみましょう。
He found a tall tree. (彼は高い木を見つけた。)
Beautiful birds were nesting in the tall tree.(美しい鳥が高い木に巣を作っていた。)
この文章をつなげて、
He found a tall tree in which beautiful birds were nesting.
もしくは、
He found a tall tree which beautiful birds were nesting in.
He found a tall tree where beautiful birds were nesting.
となるわけですね。
例文の選択肢の③which を選んでしまうと、分解した文章が、
Beautiful birds were nesting the tall tree. となってしまい、「美しい鳥が高い木を巣づくっていた」となってしまい、変な文章になってしまいますね。
あくまで、高い木という"空間の中に"巣を作っていたので、inが必要なのです。
whereは、前置詞+場所をまとめて表現できるので便利ですね。
場所に付く前置詞としては、in や at や on などいろいろあるので、where を使うとこれらを意識しなくて済むというメリットがあります。
(ただ、ネイティブスピーカーは同じ動詞でも前置詞を変えることで意味をいろいろと変えて使うことが好きらしいので、in which を使うほうがネイティブっぽいのかもしれません。あくまで推測ね。)
どうやら、whichは修飾したい語句とイコールの関係を作れるようです。
このあたりの感覚を覚える方が、10以上もある用法を暗記するより有効のようです。
では、最後に難しい言い回しをやってみましょう。
She was wearing dark glasses, () made it hard to tell what her expression was.
①of which
②where
③which
④that
⑤what
正解は③です。
訳してみると、
「彼女はサングラスをかけていた、そのことが彼女がどんな表情をしていたか伝えることを難しくさせた。」
whichが直前までの文全体(She was wearing dark glasses)とイコールの関係になっていますね。
うーん、whichの関係代名詞的な使い方というのは、イコールの関係を作れるということに集約できそうです。
"イコールの関係"という表現がまだイマイチかもしれませんね。
他に何か分かりやすい言い方が無いか考えてみようっと。
その授業の後に、家でいろいろとwhichについて僕なりに考えたことを書いてみようと思います。
"どちら"という意味の使い方は分かりやすいと思いますが、関係代名詞と呼ばれる使い方は少し分かりづらいですよね。
which という単語をYahoo辞書で調べると、代名詞と形容詞に分けられ、その後細かく12通りほどに分けられていますが、すべてを暗記しろと言われたらやる気なくなりますし、実用的ではないですね。
英語のネイティブスピーカーがすべての用法を意識して使っているわけがありません。
例えば、日本語で考えると以下のような感じでしょうか。
日本語で"どちら"という単語を使う例文を考えてみる。
・リンゴとみかん、どちらが好きですか?(目的語的用法)
・どちらの物件がお気に入りですか?(形容詞的用法)
・どちらにお住まいですか?(副詞的用法)
・どちら様ですか?(主語的用法)
これらを文法として、会話のときに意識して使っていないですもんね。
では、どうやって覚えるのがよいか、ということを考えていきたいな、と。
こちらが先日の授業で出てきた文法の問題です。
(著作権を意識して少し変えてあります。)
The house () she was looking for was on the main street.
①whose
②what
③which
④in which
⑤in that
正解は③のwhichなのですが、なぜwhichなのかを考える上で関係代名詞を使わない文章に戻してみると分かりやすいです。
She was looking for the house.
The house was on the main street.
(彼女はある家を探していた。(そして見つけてみると、)その家はメインストリート沿いにあった。)
the house なので、おそらく探していた家は、友人の家のような特定の家だと予想できます。
この2つの文章をつなげたのが例文なのです。
⇒The house which she was looking for (the house は不要になる) was on the main street.
(彼女が探していた家はメインストリート沿いにあった。)
--- 以下は余談 ---
つなげる順番を逆にすると下の文になりますね。
⇒She was looking for the house which was on the main street.
(彼女はメインストリート沿いにある、(特定の)家を探していた。)
2つの文章を比べると状況が違いますね。
1つ目の文章はどこにあるか分からない家を探していて、見つけてみたらメインストリート沿いにあった、というときの文章。
2つ目の文章はメインストリート沿いにあると知っていた家を探していたが、この文章からは最終的に、見つかったかどうかは分かりません。
ちなみに、the house を a house にすると、
She was looking for a house which was on the main street.
「(特定の)メインストリート沿いの(特に指定はない)家を探していた」という意味になり、引越すときに国道一号線沿いの物件を探しているときのような文章になりますね。
--- 余談 ここまで---
さぁ、先ほどの例文を覚えたまま次の例文をやってみましょう。
He found a tall tree () beautiful birds were nesting.
①that
②how
③which
④in which
⑤whatever
正解は④です。
この文章も2つに分解してみましょう。
He found a tall tree. (彼は高い木を見つけた。)
Beautiful birds were nesting in the tall tree.(美しい鳥が高い木に巣を作っていた。)
この文章をつなげて、
He found a tall tree in which beautiful birds were nesting.
もしくは、
He found a tall tree which beautiful birds were nesting in.
He found a tall tree where beautiful birds were nesting.
となるわけですね。
例文の選択肢の③which を選んでしまうと、分解した文章が、
Beautiful birds were nesting the tall tree. となってしまい、「美しい鳥が高い木を巣づくっていた」となってしまい、変な文章になってしまいますね。
あくまで、高い木という"空間の中に"巣を作っていたので、inが必要なのです。
whereは、前置詞+場所をまとめて表現できるので便利ですね。
場所に付く前置詞としては、in や at や on などいろいろあるので、where を使うとこれらを意識しなくて済むというメリットがあります。
(ただ、ネイティブスピーカーは同じ動詞でも前置詞を変えることで意味をいろいろと変えて使うことが好きらしいので、in which を使うほうがネイティブっぽいのかもしれません。あくまで推測ね。)
どうやら、whichは修飾したい語句とイコールの関係を作れるようです。
このあたりの感覚を覚える方が、10以上もある用法を暗記するより有効のようです。
では、最後に難しい言い回しをやってみましょう。
She was wearing dark glasses, () made it hard to tell what her expression was.
①of which
②where
③which
④that
⑤what
正解は③です。
訳してみると、
「彼女はサングラスをかけていた、そのことが彼女がどんな表情をしていたか伝えることを難しくさせた。」
whichが直前までの文全体(She was wearing dark glasses)とイコールの関係になっていますね。
うーん、whichの関係代名詞的な使い方というのは、イコールの関係を作れるということに集約できそうです。
"イコールの関係"という表現がまだイマイチかもしれませんね。
他に何か分かりやすい言い方が無いか考えてみようっと。
2009年7月30日木曜日
生徒とのコミュニケーション
今日から夏期講習の高3英語が始まりました。
僕は塾内の知らない生徒にも話しかけるタイプなので、授業以外で何度か話したことがある生徒たちでしたが、授業を受け持つのは今回が初めてでした。
生徒も新しい講師との最初の授業は多少身構えると思いますが、講師も同じです。
講師と生徒とはいえ、人間対人間。講師だって緊張します。
スムーズに授業を進めていくためには、生徒たちとの信頼関係をいかに築くかが大事だと思っているのですが、その点で第一印象というのは大事なんですね。
最初にしっかりと自己紹介をして、生徒にも名前以外に何か話してもらって、そのやり取りの中で、「お、なんだか面白い先生だな」と思ってもらえればしめたものです。
生徒が先生との距離を遠く感じてしまうと、分からない点を聞きづらくなって、そのまま放置してしまうかもしれないですよね。
悠々館のように小さい塾の良さの一つは、講師と生徒が授業以外でも頻繁にコミュニケーションを取れることだと思います。
講師一人が受け持つ生徒が多すぎると、生徒一人一人の個性を覚えることはほぼ不可能ですが、個人塾なら、「この生徒はこういうところを間違える癖があるから、こうやって教えてみよう」というように、一人一人の個性に合わせて授業をすることができます。
そういった教え方をするためにも生徒に気軽に質問や相談をしてもらえるような信頼関係を築かなきゃいけないですね。
一方通行の授業だったら、ビデオを流すのと変わらないですから。
僕は塾内の知らない生徒にも話しかけるタイプなので、授業以外で何度か話したことがある生徒たちでしたが、授業を受け持つのは今回が初めてでした。
生徒も新しい講師との最初の授業は多少身構えると思いますが、講師も同じです。
講師と生徒とはいえ、人間対人間。講師だって緊張します。
スムーズに授業を進めていくためには、生徒たちとの信頼関係をいかに築くかが大事だと思っているのですが、その点で第一印象というのは大事なんですね。
最初にしっかりと自己紹介をして、生徒にも名前以外に何か話してもらって、そのやり取りの中で、「お、なんだか面白い先生だな」と思ってもらえればしめたものです。
生徒が先生との距離を遠く感じてしまうと、分からない点を聞きづらくなって、そのまま放置してしまうかもしれないですよね。
悠々館のように小さい塾の良さの一つは、講師と生徒が授業以外でも頻繁にコミュニケーションを取れることだと思います。
講師一人が受け持つ生徒が多すぎると、生徒一人一人の個性を覚えることはほぼ不可能ですが、個人塾なら、「この生徒はこういうところを間違える癖があるから、こうやって教えてみよう」というように、一人一人の個性に合わせて授業をすることができます。
そういった教え方をするためにも生徒に気軽に質問や相談をしてもらえるような信頼関係を築かなきゃいけないですね。
一方通行の授業だったら、ビデオを流すのと変わらないですから。
2009年7月3日金曜日
2009年 夏期講習
少人数制です.分かるまでやります.
・・・・・・・・・・小学生
70分×14日 受講料10,000円+テキスト代(実費1,000円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.
・・・・・・・・・・中1・2
120分×15日 受講料30,000円+テキスト代(実費1,500円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.
・・・・・・・・・・中3
180分×18日 受講料50,000円(模試費用を含む)+テキスト代(実費1,500円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.
・・・・・・・・・・中3 独自入試対策 数学・英語
180分×18日以上 受講料30,000円+テキスト代(実費)+模試費用(実費)
ハードにやります.やる気のある人.数学のみ,英語のみも可.
・・・・・・・・・・高1・2・3
1教科(英または数) 100分×8回 20,000円
2教科(英数) 100分×16回 35,000円
3教科以上 物理・化学等は受講希望者の必要に応じて決定します.
・日程の詳細はメール・電話にてお問い合わせください.
・兄弟で受講の際は低額の方が半額となります.
・・・・・・・・・・小学生
70分×14日 受講料10,000円+テキスト代(実費1,000円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.
・・・・・・・・・・中1・2
120分×15日 受講料30,000円+テキスト代(実費1,500円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.
・・・・・・・・・・中3
180分×18日 受講料50,000円(模試費用を含む)+テキスト代(実費1,500円程度)
初めての人は最初の5日間を無料体験できます.ただし,テキスト代は実費負担をお願いします.
・・・・・・・・・・中3 独自入試対策 数学・英語
180分×18日以上 受講料30,000円+テキスト代(実費)+模試費用(実費)
ハードにやります.やる気のある人.数学のみ,英語のみも可.
・・・・・・・・・・高1・2・3
1教科(英または数) 100分×8回 20,000円
2教科(英数) 100分×16回 35,000円
3教科以上 物理・化学等は受講希望者の必要に応じて決定します.
・日程の詳細はメール・電話にてお問い合わせください.
・兄弟で受講の際は低額の方が半額となります.
2009年7月2日木曜日
小学生のうちに身に着けたいこと・・・学習習慣について
①毎日決まった時刻に机に向かう.
学校から帰ってきたら直ぐ机に向かうのが理想です.おやつを食べたら,ゲームを少しだけした
ら,ひと休みしたら,テレビを30分だけ見たら等々しているとなかなか勉強のきっかけがつかめません.ひと勉強してから休憩するようにします.
②毎日一定量の勉強をする.
学習時間より学習内容で勉強の量を決める方が良いというのはその通りだと思います.「2時間勉強しよう」というより「この問題集の5~7ページまでやろう」という方が効果的です.
ただし,これは自分で学習の管理ができる中学生(?)・高校生または親が学習の管理をしている場合でないと困難です.自分で学習の管理できない殆どの小学生,あるいは多くの中学生はやはり一定時間を学習の量と決め,少しずつ自立した勉強(自分で考えて学習していく勉強)に移行していくこになります.
尚,勉強のひとつの目標は高校や,大学に合格すること以上に,自立した学習態度を身に着けることだと思います.
③その日の気分により学習が左右されない.
今日学校が楽しくなかった.今日友達とけんかした等の感情や気分によって,その日の勉強を止めたりしないようにしましょう.どのような日も,特別の事情が無い限り,いつもと同じように勉強
をする習慣をつけます.安易に例外(今日は~だから,勉強は止めておこう)を作らないようにし
ます.
もうひとつ.先生が嫌いだからその教科が嫌いになって成績が落ちた.この手の話はとても多く
あります.もし,一生涯,好きな,尊敬できる先生に恵まれたのなら,それは望外の喜びです.しかし,そのようなことはめったにないし,相性の悪い先生も尊敬できない先生も存在します.そのことを,不勉強の理由にしないように.勉強しない理由を自分の外に作らないように注意します.
④分からないことをその場で処理する習慣をつける.
分からないこと,できなかった事はできるだけその場でできるようにしましょう.書けない漢字は
その場で練習し,できなかった問題はその場で解き直す.知らない場所は地図を見ておく.いつか,知らないうちにできるようなっているとは考えないほうが良いでしょう.新聞の余白に漢字をを書いている友人がいます.書けない漢字を見ると必ずその場で書いているのです.
⑤文字を読む習慣をつける
新聞,本,その他,様々な文字情報を読むことが苦痛でないようにしておく.いくらか難しい文章
読むようにする(読書に負荷をかける).易しい文章を沢山読むことは余り意味が無いでしょう.テレビを見る,ゲームをする,携帯を使う.こうした時間を制限すると読書をする時間が増えるかもしれません.
文を読むことが楽しくなるには,ある程度の速度で文章が読めることが前提です.1時間かけて,1ページの英語を読むといった読書には多くの喜びはありません.その為には,ある程度の漢字が読め,ある程度の言葉の意味が分かる(英語ならある程度の単語を知っている)ことが前提です.その意味でも,漢字の復習は急がなければなりません.
⑥注意力を養う.
同じ間違いを繰り返す.分かっていることを間違える.設問に正しく答えていない.こうした間違えは多くの小学生(中学生)にあります.その理由のほとんどは分かっていないからなのではなく,
注意が散漫だから起こる間違えです.これは簡単にはなおりません.繰り返し,口すっぱく,忍耐強く指摘して,やっと少しづづ直っていきます.
同じことは解答の詰めの甘さにも現れてきます.ある問題を見て,”これはできるだろう”と考えても,その問題ができるわけではありません.最後の最後までイメージできて”できる”といえるのであって,小学生の”できると思う”や”多分できる” そして,”だいたいできる”はかなり怪しいものです.最後のところが本人にも分かっていないことが多いようです.
⑦忍耐力を養う.・・・苦労して身に着ける
戦前の漢文の授業は白文(返り点などが何もついていない漢文)を繰り返し読んだそうです.やがて,漢文や古文そして,現代文でさえ返り点や振り仮名やその他の注が着くようになりました.最近の大学受験参考書は「面白いほど分かる数学Ⅰ」とか,「ごろで憶える古語・ゴロゴサーティーン」とか「裏技で解くセンター国語」といったものが主流になりつつあります.精神論的学習法から技術的学習法へ大きく様変わりしてきました.
勉強は努力ではなくて,技術なのだという考えです.それが極端になると,“偏差値30から東大合格すには血のにじむような努力ではなく,効果的な秘密の学習法と,高価な書店には売ってない参考書なのだ”という考えになります.
そのせいか,勉強の方法(技術的方法)を気にする父兄が増えてきました.”勉強の仕方を教えてください”.”勉強の楽しさを教えてください”というものです.確かに,勉強の仕方はありますし,勉強の楽しさもあります.しかし,それらははじめから身に着くものでないことは勉強してきた全ての人が知っているはずです.
小学生がスイミングスクールに行くとします.通常,一通り泳げるようになるのに,数年を要します.水泳の仕方も,水泳の楽しさも1年やそこいらで分かるものではありません.そこでは,水泳の仕方を学ぶことが水泳を学ぶことそのものです.ところが,勉強となると勉強の仕方と勉強の内容が別だと考える人が多くなります.
私自身は”勉強の仕方”は,少なくとも”箸の持ち方”よりは難しいと考えています.10年近く箸を使ってたのに正しく箸がもてない小学生を探すのは簡単なことです.勉強の仕方を身に着けるのにはそれなりの時間と努力が必要で,その努力の先に,効果的な学習法や面白いほど分かる数学があるのだと.
たとえ,どんなに楽しくて,簡単で,効率的な数学の学習法があっても,注意力が散漫で,意欲が無く,忍耐力が無い子供がそれを身に着けることはできません.総理大臣でも小学生でも九々を覚えるのに同じだけの努力が必要なのです.中学, 高校と進むにつれ技術的要素が極端に増えてきます.それゆえ,小学校の段階こそ,「学問に王道なし」を教えなければならないと思います.
⑧復習する習慣を持つ
勉強しない理由を聞くと「何を勉強すればいいのか分からない」と答える生徒が多くいます.父兄からも「うちの子は勉強の仕方が分からないので,・・・」という話を良く聞きます.
話が余りに一般的なので,具体的なアドバイスは難しいのですが,宿題や早急にすべきことがないのなら,「今日学校でやったことの復習をすること」です.
「今日学校で何を習った?」という質問に直ぐに答えられる生徒は案外少ないものです.5分でできる最も簡単な復習は今日学校で何をやったかを思い出すことです.数学は何々をやった.英語は何々をやった.国語は・・・と言えるだけでも.言えない人に比べて大きなアドヴァンテージです.数学は文字式をやった.英語はBE動詞の疑問文をやったといえる人は頭の中の白地図に番地をふった人です.その番地を頼りに,さらに詳しい情報を探したり,身に着けたりできます.逆にその番地が無い人は,めちゃくちゃに突っ込まれたたんすの中の一対の靴下を探すのに多大な時間を費やすことになります.
まずは勉強の最初に,復習から始める習慣をつけましょう.具体的には今日何を学んだかを言
葉で言えるようにすることから始めます.
学校から帰ってきたら直ぐ机に向かうのが理想です.おやつを食べたら,ゲームを少しだけした
ら,ひと休みしたら,テレビを30分だけ見たら等々しているとなかなか勉強のきっかけがつかめません.ひと勉強してから休憩するようにします.
②毎日一定量の勉強をする.
学習時間より学習内容で勉強の量を決める方が良いというのはその通りだと思います.「2時間勉強しよう」というより「この問題集の5~7ページまでやろう」という方が効果的です.
ただし,これは自分で学習の管理ができる中学生(?)・高校生または親が学習の管理をしている場合でないと困難です.自分で学習の管理できない殆どの小学生,あるいは多くの中学生はやはり一定時間を学習の量と決め,少しずつ自立した勉強(自分で考えて学習していく勉強)に移行していくこになります.
尚,勉強のひとつの目標は高校や,大学に合格すること以上に,自立した学習態度を身に着けることだと思います.
③その日の気分により学習が左右されない.
今日学校が楽しくなかった.今日友達とけんかした等の感情や気分によって,その日の勉強を止めたりしないようにしましょう.どのような日も,特別の事情が無い限り,いつもと同じように勉強
をする習慣をつけます.安易に例外(今日は~だから,勉強は止めておこう)を作らないようにし
ます.
もうひとつ.先生が嫌いだからその教科が嫌いになって成績が落ちた.この手の話はとても多く
あります.もし,一生涯,好きな,尊敬できる先生に恵まれたのなら,それは望外の喜びです.しかし,そのようなことはめったにないし,相性の悪い先生も尊敬できない先生も存在します.そのことを,不勉強の理由にしないように.勉強しない理由を自分の外に作らないように注意します.
④分からないことをその場で処理する習慣をつける.
分からないこと,できなかった事はできるだけその場でできるようにしましょう.書けない漢字は
その場で練習し,できなかった問題はその場で解き直す.知らない場所は地図を見ておく.いつか,知らないうちにできるようなっているとは考えないほうが良いでしょう.新聞の余白に漢字をを書いている友人がいます.書けない漢字を見ると必ずその場で書いているのです.
⑤文字を読む習慣をつける
新聞,本,その他,様々な文字情報を読むことが苦痛でないようにしておく.いくらか難しい文章
読むようにする(読書に負荷をかける).易しい文章を沢山読むことは余り意味が無いでしょう.テレビを見る,ゲームをする,携帯を使う.こうした時間を制限すると読書をする時間が増えるかもしれません.
文を読むことが楽しくなるには,ある程度の速度で文章が読めることが前提です.1時間かけて,1ページの英語を読むといった読書には多くの喜びはありません.その為には,ある程度の漢字が読め,ある程度の言葉の意味が分かる(英語ならある程度の単語を知っている)ことが前提です.その意味でも,漢字の復習は急がなければなりません.
⑥注意力を養う.
同じ間違いを繰り返す.分かっていることを間違える.設問に正しく答えていない.こうした間違えは多くの小学生(中学生)にあります.その理由のほとんどは分かっていないからなのではなく,
注意が散漫だから起こる間違えです.これは簡単にはなおりません.繰り返し,口すっぱく,忍耐強く指摘して,やっと少しづづ直っていきます.
同じことは解答の詰めの甘さにも現れてきます.ある問題を見て,”これはできるだろう”と考えても,その問題ができるわけではありません.最後の最後までイメージできて”できる”といえるのであって,小学生の”できると思う”や”多分できる” そして,”だいたいできる”はかなり怪しいものです.最後のところが本人にも分かっていないことが多いようです.
⑦忍耐力を養う.・・・苦労して身に着ける
戦前の漢文の授業は白文(返り点などが何もついていない漢文)を繰り返し読んだそうです.やがて,漢文や古文そして,現代文でさえ返り点や振り仮名やその他の注が着くようになりました.最近の大学受験参考書は「面白いほど分かる数学Ⅰ」とか,「ごろで憶える古語・ゴロゴサーティーン」とか「裏技で解くセンター国語」といったものが主流になりつつあります.精神論的学習法から技術的学習法へ大きく様変わりしてきました.
勉強は努力ではなくて,技術なのだという考えです.それが極端になると,“偏差値30から東大合格すには血のにじむような努力ではなく,効果的な秘密の学習法と,高価な書店には売ってない参考書なのだ”という考えになります.
そのせいか,勉強の方法(技術的方法)を気にする父兄が増えてきました.”勉強の仕方を教えてください”.”勉強の楽しさを教えてください”というものです.確かに,勉強の仕方はありますし,勉強の楽しさもあります.しかし,それらははじめから身に着くものでないことは勉強してきた全ての人が知っているはずです.
小学生がスイミングスクールに行くとします.通常,一通り泳げるようになるのに,数年を要します.水泳の仕方も,水泳の楽しさも1年やそこいらで分かるものではありません.そこでは,水泳の仕方を学ぶことが水泳を学ぶことそのものです.ところが,勉強となると勉強の仕方と勉強の内容が別だと考える人が多くなります.
私自身は”勉強の仕方”は,少なくとも”箸の持ち方”よりは難しいと考えています.10年近く箸を使ってたのに正しく箸がもてない小学生を探すのは簡単なことです.勉強の仕方を身に着けるのにはそれなりの時間と努力が必要で,その努力の先に,効果的な学習法や面白いほど分かる数学があるのだと.
たとえ,どんなに楽しくて,簡単で,効率的な数学の学習法があっても,注意力が散漫で,意欲が無く,忍耐力が無い子供がそれを身に着けることはできません.総理大臣でも小学生でも九々を覚えるのに同じだけの努力が必要なのです.中学, 高校と進むにつれ技術的要素が極端に増えてきます.それゆえ,小学校の段階こそ,「学問に王道なし」を教えなければならないと思います.
⑧復習する習慣を持つ
勉強しない理由を聞くと「何を勉強すればいいのか分からない」と答える生徒が多くいます.父兄からも「うちの子は勉強の仕方が分からないので,・・・」という話を良く聞きます.
話が余りに一般的なので,具体的なアドバイスは難しいのですが,宿題や早急にすべきことがないのなら,「今日学校でやったことの復習をすること」です.
「今日学校で何を習った?」という質問に直ぐに答えられる生徒は案外少ないものです.5分でできる最も簡単な復習は今日学校で何をやったかを思い出すことです.数学は何々をやった.英語は何々をやった.国語は・・・と言えるだけでも.言えない人に比べて大きなアドヴァンテージです.数学は文字式をやった.英語はBE動詞の疑問文をやったといえる人は頭の中の白地図に番地をふった人です.その番地を頼りに,さらに詳しい情報を探したり,身に着けたりできます.逆にその番地が無い人は,めちゃくちゃに突っ込まれたたんすの中の一対の靴下を探すのに多大な時間を費やすことになります.
まずは勉強の最初に,復習から始める習慣をつけましょう.具体的には今日何を学んだかを言
葉で言えるようにすることから始めます.
2009年6月29日月曜日
負の数の足し算と引き算について
中学校に入ると算数が数学に変わり、負の数という現実ではあまり触れる機会が無い数字を扱うようになります。
この負の数は、理解するまで少し時間がかかる場合があるようです。
例えば、5-(+5) と 5+(-5) の違いをどう説明したらよいか。
どちらも5-5で0ですね。
負の数と引き算で使う"マイナス"という記号はどちらも同じため、上の計算はできても、それぞれの違いを分かりやすく伝えることって意外と難しいなぁと教えていて思ったのです。
特に、5-(-5) のように、負の数を引くとなってくると、計算ミスをする生徒が多くなるようです。
僕自身、中学生のころを思い出してみると、マイナスが2つでプラスになるととりあえずルールを覚えて計算をとくようにしていました。
腑に落ちなくてもルールを覚えて、まずは目の前の問題を解けるようになる、ということは、意味のあることだと思いますが、負の数の計算を分かりやすく教える方法はないかなと考え、下のようなゲームを考えてみました。
■準備
ボール紙のような透けない紙を用意し、"+1" ~ "+8"、"-1" ~ "-8" (8以上まで用意してもOK)という数字を1枚に一つずつ書く。
■ルール
ババ抜きに近いゲームです。
参加メンバーにババ抜きのように同じ枚数ずつカードを配ります。
まず、スタートの人が隣の人から1枚カードを取ります。
取った後に、自分の持っている数の総和がいくつかを計算して宣言します。
同じように次の人が隣の人から1枚カードを取ります。
同じ数字の正の数と負の数がそろうと場に捨てることができます。
例)"-8"と"+8"がそろうと捨てられる。
また、持っているカードの数字をすべて足した数が"0"になった場合、すべて捨てられる。
例)"+1"、"+5"、"-2"、"-4"の4枚になった場合、すべて足すと0になるのですべて捨てられる。
カードが全部なくなったら勝ち。
このゲームで生徒に伝えたいことは、正の数、負の数の足し算と引き算です。
正の数と負の数とはこのゲームで言うところのカードの数です。
足し算とは、相手からカードを1枚持ってくる"行為"であり、引き算とは相手にカードを1枚取られる"行為"です。
つまり、-(-5)とは、"-5"のカードが相手に取られたということであり、結果として、自分のカードの総和は5増えることになるわけですね。
生徒に負の数の計算をうまく教える方法は無いかなぁと布団の中で考えていて、このゲームを思いつきすぐにメモして寝ました。
まだ試したことはないので、機会があったら試してみよう。
塾長に紹介したらなかなか面白いといってもらえたので、小学校6年生の後半か中学校1年生の最初に遊び気分で試してみたいと思います。
この負の数は、理解するまで少し時間がかかる場合があるようです。
例えば、5-(+5) と 5+(-5) の違いをどう説明したらよいか。
どちらも5-5で0ですね。
負の数と引き算で使う"マイナス"という記号はどちらも同じため、上の計算はできても、それぞれの違いを分かりやすく伝えることって意外と難しいなぁと教えていて思ったのです。
特に、5-(-5) のように、負の数を引くとなってくると、計算ミスをする生徒が多くなるようです。
僕自身、中学生のころを思い出してみると、マイナスが2つでプラスになるととりあえずルールを覚えて計算をとくようにしていました。
腑に落ちなくてもルールを覚えて、まずは目の前の問題を解けるようになる、ということは、意味のあることだと思いますが、負の数の計算を分かりやすく教える方法はないかなと考え、下のようなゲームを考えてみました。
■準備
ボール紙のような透けない紙を用意し、"+1" ~ "+8"、"-1" ~ "-8" (8以上まで用意してもOK)という数字を1枚に一つずつ書く。
■ルール
ババ抜きに近いゲームです。
参加メンバーにババ抜きのように同じ枚数ずつカードを配ります。
まず、スタートの人が隣の人から1枚カードを取ります。
取った後に、自分の持っている数の総和がいくつかを計算して宣言します。
同じように次の人が隣の人から1枚カードを取ります。
同じ数字の正の数と負の数がそろうと場に捨てることができます。
例)"-8"と"+8"がそろうと捨てられる。
また、持っているカードの数字をすべて足した数が"0"になった場合、すべて捨てられる。
例)"+1"、"+5"、"-2"、"-4"の4枚になった場合、すべて足すと0になるのですべて捨てられる。
カードが全部なくなったら勝ち。
このゲームで生徒に伝えたいことは、正の数、負の数の足し算と引き算です。
正の数と負の数とはこのゲームで言うところのカードの数です。
足し算とは、相手からカードを1枚持ってくる"行為"であり、引き算とは相手にカードを1枚取られる"行為"です。
つまり、-(-5)とは、"-5"のカードが相手に取られたということであり、結果として、自分のカードの総和は5増えることになるわけですね。
生徒に負の数の計算をうまく教える方法は無いかなぁと布団の中で考えていて、このゲームを思いつきすぐにメモして寝ました。
まだ試したことはないので、機会があったら試してみよう。
塾長に紹介したらなかなか面白いといってもらえたので、小学校6年生の後半か中学校1年生の最初に遊び気分で試してみたいと思います。
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