2015年5月31日日曜日

二学期制の功罪

3学期制から2学期制に多くの学校が移行した理由は、授業時間を確保するためと言われていました。ゆとり教育が終わり、新指導要領による授業が始まり、学習内容が多くなるのに対応しようというわけです。

2学期制にすると、始業式、終業式、定期テスト等の回数が減り、その分を授業に振り分けられるということのようでした。

その中で、気になったのは定期テストの回数が減ったことです。年4回のテストですから、ざっと3ヶ月に1回です。データがあるわけではありませんが、中高生の学習時間がこれによって相当減ったように感じます。しかも、夏休み明けの期末テストに至ってはどうかなと思います。

更に、試験日程が2期制と3期制で異なるため、部活の対外試合などの日程調整が難しく、テスト1週間前のいわゆる部活禁止期間やテスト期間中に部活が入ることもあります。

今、2学期制を3学期制に戻す学校が出てきました。部外者の感想ですが、そのほうが良いように思います。

一度決めたものを直ぐに戻すのは「朝令暮改」のそしりを受けるかもしれませんが、「過ちては改むるにはばかること無かれ」というのもあります。

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