2015年4月7日火曜日

今日、公立高校入学式

以前も書いた 雑草の専門家、稲垣静岡大学教授の東京新聞掲載のコラムからの抜粋です。

『タンボボは花を咲かせているときより、綿毛を飛ばすときにより茎を高く伸ばします。少しでも遠くへ種子を飛ばそうとしているのです。どうしてタンポポは種子を遠くへ飛ばすのでしょう。理由の一つは分布を広げるためです。しかしそれだけではありません。子供たちを親から離すためでもありのです。近くに種子が落ちると、親植物が芽生え後の成長を妨げます。親植物が葉を茂らせれば日陰になり、芽生えても十分に育つことはできません。水や養分も親植物に奪われてしまいます。愛情を注いで種子を実らせたタンポポが子供のためにしていること、それは精一杯高く茎を伸ばして春の風に種子を乗せることなのです。』

今日は公立高校の入学式です。多くの新入生たちが自立へ向け一歩進む、そんな時期です。旅立ちと出会い。大きく育ってほしいと思います。

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