2014年5月24日土曜日

ペタンク

11時過ぎ、帰宅途中の人気のない、薄暗い公園に10人前後の人が立っているのに気づくようになりました。毎日ではありませんが、かなり頻繁に集まっています。運転しながら、気になって、ちょっと見てみました。

ペタンクをしていました。ペタンクとは南仏が発祥の遊びで、砲丸投げの鉄球を一回り小さくしたような鉄球を投げて得点を競い合うものです。私が子供の頃にしていたビー玉と似たような遊びといえば分かりやすいでしょうか。

私はフランスに1年住んでいましたが、ペタンクを見たことはありません。なぜ、ここで、こんな時間に?謎は深まります。

昨日の公民の授業です。日本が”多文化社会”となり、異なった文化の人々と”共生”しなければならない。という部分を読んで”あっ”と思いました。そうか、暗くて分からなかったが、彼らは外国人なのか。

おりしもタイでは軍事クーデターが起こっています。タイから東側の国は概ねフランスの植民地、タイから西の国はイギリスの植民地です。そのバランスの中でタイは独立を保っていました。よって、ベトナムなどの国では今でもフランスの影響が色濃く残っています。ペタンクもやっているのでしょう。

その公園から川を挟んだところに県営住宅があり、そこにベトナム、ラオス、中国からの人々が居住していることは知っていました。

おそらく、仕事を終えた後、同郷の人々が公園に集り、故国の遊びに、郷愁をはせるのでしょう。

謎が解けてすっきりしました。

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