2013年6月26日水曜日

代名詞としてのman

差別について欧米人は日本人よりずっと敏感なようです。

man という言葉は 男という場合だけでなく人間一般、人類を表していました。少し古い(といっても20世紀後半)文章を読んでいるとこれは普通の表現です。

例えば、人類で始めて月面に到達した宇宙飛行士・ニール・アームストロングは有名な次の言葉を残しました。

       That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.
       これは一人の人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。

man は人間を、mankind は人類を表しています。

英語の授業でman は一般的な人間、または人類を表すのだといったとき、若い友人からそれは性差別的な言葉なので今は使われていないと指摘されました。いろいろ調べてみると確かにそのようです。

今ならman を personに, mankind を humankind にすべきかもしれません。

欧米人は長い過酷な闘争の中で人権を獲得してきているので、この件に関しては我々よりずっと進んでいると考えざるを得ません。

政治家を含め、日本人が人権に関して、無神経な言説をすることが多々あるのは、こうした血であがなわれた歴史を必ずしも持ち合わせていなかったからのようにも思えます。

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