NHKの白熱教室で面白いことを言っていました。
マシュマロ能力と呼ばれるものについてです。アメリカでの実験ですが以下のようなものです。
①小さな子供(2~3才くらい)が椅子に座っている。
②担当者の女性が皿の上に1つマシュマロを置きに来る。
③そして、”しばらくして帰ってくるまでマシュマロを食べないで我慢したら、もう1つあげる”と言って部屋を出て行く。
④帰ってきたとき、マシュマロを食べないで我慢していた子にはもう1つマシュマロをあげる。
⑤十数年後、この子供たちのその後を調べる。
というものです。部屋に残された子供がマシュマロを食べるか食べないかでもがき苦しむ様子が映像として残されています。
多くの子供がマシュマロを食べてしまったようです。そして、食べなかった子供たちは食べた子供に比べ、難関の大学に進学した割合が高いという結果だったそうです。
これだけで相関を語るのはどうかと思いますが、このような目先の欲望を我慢し、将来のより大きな欲望を達成する能力をマシュマロ能力と呼んでしました。
そう言えば、随分前、親戚の中学生の誕生日に「何か欲しいものある? 買ってあげるよ」と聞くと、「特に無い、だいたい欲しいものは持っているから」と言われ、「えっ?」と思ったのを思い出しました。僕の中学時代は欲しいものだらけでした。まさか欲しいものが無いなどとは予想できませんでした。
少子化と豊かさの中で、目の前のマシュマロを食べ過ぎたのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿