2012年11月5日月曜日

泣いても叫んでも、だめなものはだめ

 中3にとって最後の内申に関係する定期テストが今週または来週に迫ってきました。その後、2期制の学校は仮内申が出て、学校での面談、私立受験校の決定となっていきます。

 いよいよ受験も逼迫してきました。さすがにこの時期になるとだれもがやる気になっています。・・・と言いたいのですが、まだごく一部に、よく分かっていない生徒もいます。おそらく、現実感が無いのでしょう。泣いても叫んでもだめなことはだめ、という実社会の現実が頭ではなく、心の中で理解できていない。そう感じます。

 昨日、書店で本を探していると、後ろのほうで子供の大声が聞こえてきました。「これがほしい!!」と言って、ぐずっています。おばあちゃんが他の本を薦めたり、 「前買ったのと同じだよ」とかいろいろ言って、翻意させようとしています。しかし、子供の叫び声はますます大きくなり、「これじゃないとだめなんだよ」と泣き始めました。赤ん坊を抱いている母親はおばあちゃんに「うるさいから、買ってやって」と言っています。
 結局、子供はおばあちゃんに望みのものを買ってもらい、大喜びで本屋を後にしました。

 彼の得た教訓・・・”泣けばなんだって手に入る”

 ここまで極端でなくても、似たような中学生は沢山います。

 さあ、公立中学校に進学した多くの子供たちにとって始めての入学試験です。泣いても叫んでも、結果を受け入れなければなりません。

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