50点満点だった入試が100点満点に変わります。模擬試験もそれに合わせて100点満点になっています。
100点満点にするメリットは学力差を細かく見れる、部分点を設けやすい等でしょう。
最近、模擬試験が返却されたときに、いつもできる生徒の成績が芳しくないのに気がつきました。今まで50点満点で、45点前後だったのが、100点満点で80点台なのです。半分にすれば同じような点なのですが、間違えが10点以上あるということが気になりました。
随分間違えたんだなあ、と思って詳細を確認すると間違えの個数は3個。いつもと同じです。そうか。一問の配点が4点だったのです。設問の合計数が以前と変わらないので、ただ得点差が2倍に拡大したのです。
今度の高校入試では試験時間は50分で以前と変わりません。そのため、設問が大きく増減するとは考えら得ません。ということは、得点差を拡大することでいかにも学力差があるようにする仕掛けともいえます。今まで小さく見えていた差を、虫眼鏡で拡大する。そんな仕掛けです。
得点がインフレになったというところでしょうか。
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