2010年8月23日月曜日

ケアレスミスを無くすには

ケアレスミスを無くすにはどうしたらよいかという相談を時々受けます。技術的なことを幾つか挙げることはできるのですが、決定的なことはなかなか言えません。答えに窮して『人間的な成長を待つしかないですね』ということもあります。

口酸っぱくミスとその原因を指摘し続けてもたいして解決になりません。そのミスが数学に関してのみ起こるというのなら、それには対処法があります。しかし、ケアレスミスを沢山する人は他の教科でも同様にしますし、勉強以外でもあれこれとやっているはずです。実際にテストでケアレスミスをする人は、日常生活でも同様のミスを繰り返しています。つまり、日常生活の問題が勉強に投影されているに過ぎないのです。

本当にこうしたミスをなくしたいなら、日常生活の改善から始めなければなりません。うっかりする・・・という、誰にでもあることに厳しく対応できるかどうかです。新幹線のパンダグラフのボルトを閉め忘れたことによる事故が昨年ありました。新聞の全面広告でイベントの日時をうっかり間違えて、巨額の被害が出たという話もあります。それらに比べると勉強のミスはずっと実害が少ないといえるかもしれません。だから、繰り返すのかもしれませんが。

日常のミスがある限り、テストのミスもある。当然のことです。

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