2010年8月18日水曜日

100均の本を利用する

100均に行くと必ず、漢字や計算の本を見ます。それらはなかなか良くできていて、普通の本屋で入手するものよりずっと優れているものがあります。一般の書店では絶対に購入できない良書もあります。

その特徴は無駄な部分が殆ど無いことです。無意味なまとめや解説が一切無いものがあるからです。計算や漢字練習に関しては、ある程度やり方がわかったら、後は練習あるのみです。つべこべ言っている暇があったら、少しでも手を動かして、体に馴染ませなければなりません。それに最適な本は100均にしかありません。

最近の高校用問題集は解説の詳しさを競いあっています。詳しい解答が別冊になったものが主流になってきました。数学の解答は計算の一部始終を書いてあるものもあります。そうした、解答は実はとても読みづらく、答案としても決して優れたものではありません。積分を学習するのに、分数の加減まで詳細に書いてあるのはどうなのかな?と思ってしまいます。解答が詳しいと分かり易いというのはある種の幻想です。頭を使う部分がどんどん減ってしまいます。もっと、簡潔でポイントを押さえた本こそ、有用なのです。

限られた原価で本を作る。それが幸いして、100均に良書が並ぶのでしょう。

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