2015年2月1日日曜日

合掌

30年も前、パリにいた頃、ソルボンヌ大学の学生がバスを仕立ててパリからインドのニューデリーまで行くという壮大なツアーを計画しているのを知りました。

問題はトルコから先で、イラク・アフガンの国境を越せなかったら、またパリまで帰ってくるというものでした。

一瞬、気を引かれたのですが、結局参加しませんでした。あまりに危険だと思ったからです。半年後、パリ・・・モスクワ・・・・ニューデリーというルートでインドに入りました。危険なためか、中東上空を飛ぶ飛行機も少なかったように思います、厳冬のロシア(当時ソ連)から熱波のインドという奇妙な旅でした。

その頃から、或る意味で何も変わっていませんでした。

亡くなられた二人の日本人のご冥福を祈りたいと思います。合掌。

2015年1月22日木曜日

おぼろけなり

高校生との会話

「今、一日にひとつの古語を使いまくって話すのが流行ってます」
「へえー、そうやって古語を覚えるの?良いことだね」
「はい、今日は『おぼろけなり』です」
「えっ?おぼろげなりって現代語でしょ」
「そんなー、古語ですよ」
「おれは、普段使ってるけど」
「えー。いつの人ですか?」

そういえば、歴史の教科書の現代史の部分は自分の人生と重複する部分がどんどん増えてきた。オイルショックも沖縄返還も歴史ではなく、実体験だ。東京オリンピックの記憶だっておぼろげなり。そのうち、殆んどが歴史になって、そうして、化石になっていくのか・・・

悲しいから泣くのではなく泣くから悲しい

或る大手塾のキャッチコピー 『やる気スイッチ・・・』
そのスイッチを捜し続け、ついに勉強をしなかった沢山の人。

やはり 或る大手塾のキャッチコピー『やればできる人・・・』
”やればできるのにもったいない”と言われ続け、やがて”できないやつ”になってしまう人。

心理学者ジェームズの『悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい』という言を自由に援用すれば『やる気があるから勉強するのではなく、勉強するからやる気が出る』というべきでしょう。

公立高校受験日まで一月をきり、さすがに皆気合が入ってきました。或る受験生の家での様子をそれとなく高校生の兄に確認してみると『恐ろしいほど勉強していますよ』とのこと。いやなときも、体調の悪いときも怠らずにやってきたから、ここでスイッチが入ったのでしょう。それもターボチャージのやつです。

2015年1月16日金曜日

センター試験雑感1

今週末にセンター試験です。

センターで真っ先に気になるのは当日の天候です。関東でもこの日に雪が降るのは珍しくありません。誰の足跡も付いていない雪の道を踏みしめて会場に向かう。悪いものではありません。交通機関の乱れがなければですが。

さて、今年はセンターの国語の問題を幾つかといてみました。専門外だからというエクスキューズをしておきますが、全問正解というわけにはいきませんでした。どうしても、疑問の残る問題がありました。

様々な解説書を読むと、いっそう気分が悪くなってきます。そこで展開されている読解は文章を読む王道から全く離れたテクニカルな読解が中心だからです。『眼光紙背に徹す』とか『行間を読む』といったものは最早死語です。深く読みことは禁じ手で如何に、『表層の意味のみをつかむか』『記号論理的に選択肢を選ぶか』といった薄っぺらな能力を競うものばかりです。これでは、本当の読書好きは国語からどんどん遠ざかっていきます。

小林秀雄は『読みの達人でした』。『如何に独特に読むか』そこに、彼の才能が輝いていました。今のセンターは『如何に浅く、言葉の一義的側面のみを捉えるか』に終始しています。彼がセンターを受けたら、たぶん結果は散々でしょう。マークシートで処理できる客観的解答のためにこうなっているのなら、そんな試験はやらないほうがましです。

現小6からセンターが廃止され新しい試験となりますが、この点に関してはあまり期待できそうにありません。

ともあれ、明日初日です。みんながんばれ!!

2014年12月14日日曜日

世界の果ての通学路 と ノーベル賞マララさん

”世界の果ての通学路”という映画がずいぶん前から上映されています。残念ながらまだ見る機会を得ていません。来年DVDが発売されるようなので、購入し生徒たちに見せたいと思います。

世界の様々な国で、驚くべき困難のなかで学校へと通っている子供たちを撮影したものです。折も折、ノーベル平和賞は女性の教育機会を訴えた17歳の少女マララさんでした。彼女も教育の機会を求めて言葉通り命をかけて生きています。

昨日の授業でやる気なさそうにだらっとしている生徒がいて、思わず叫んでしまいました。

『世界には勉強したくてもできない沢山の子供たちがいる。どうか、その子達に君の教育の権利を譲ってやってくれ。もっともっと勉強したくてできない世界の沢山の若者に、君に使われている税金を融通してやってくれ。彼らにとって教育は唯一の未来を切り開く手段だ。・・・』

と、無理なことを言ってしまいました。わが国の子供たちはまた別の事情を抱えています。そして、それは教育する側、大人の側にも同様です。

学ぶことが生きることと同義である、そのように生きてみたいものです。

2014年12月12日金曜日

センター試験・理科について

センター試験まであと一ヶ月と少し。

今年から新指導要領の完全実施の試験となります。その中で理科の変更が目立ちます。今まで、物理Ⅰ、化学Ⅰ、生物Ⅰ、地学Ⅰという受験科目が、物理基礎、化学基礎、・・・。或いは、物理、化学、・・・と変更されました。

内容的にまた量的には  物理で言えば  物理基礎<物理Ⅰ<物理 です。

いわゆる難関大学は物理基礎等の基礎科目では受験ができず、物理等で受験することになります。これは今までより負担増で特に時間的な余裕のない公立高校の受験生には不利に働くことになりそうです。一方、物理基礎で受験できる大学に関しては負担減で、逆に有利に働くことになります。

良し悪しは別に、ここでも大学間のレベルの格差が拡大していくことになります。

2014年12月10日水曜日

土曜講習開始、そして模試

先週末から土曜講習そして、翌日は模試。連日の長時間演習です。

土曜講習を続けていくうちに、ほぼ例外なく点数が上がっていきます。2ヶ月程度で5教科100点以上の増加という例も珍しくはありません。生徒の表情も緊張感が増し、良い雰囲気です。

今年はどうかな?生徒の点数一覧に点数を転記しながら、期待が膨れてきます。

公立高校受験まで後2ヶ月。