進学重点校のほとんどが、通常の学力検査に加え、特色検査を実施しています。
特色検査をする目的は何なのでしょう。現行の入試制度が行われる前、神奈川県公立高校の学力検査は大変易しいものでした。各学区の上位高は9割程度が合格最低点で、ミスをしないことに全力をかける。そんな入試でした。そのため、上位高では、得点差がつかず、実力のある生徒を見分けるのが難しかった。そのために、実施されているようです。
ところが、現在の学力検査に代わり、難易度が急に上がりました。そのため、近隣の上位高でも、合格最低点は7割弱に下がりました。特色検査という特別のテストをしなくとも十分に学力差がつくようになったのです。さて、そうなると、特色検査の意味が分からなくなってきます。
県西学区の伝統校、小田原高校が来年から特色検査をやめるようです。来年の高校受験生はセンター試験廃止の最初の大学受験生でもあります。
色々な意味で、受験制度が変わってきそうです。
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