2014年6月8日日曜日

脳の体力

中学の前期中間テストが近づいてきました。この土日、そして来週の土日は午前から夕刻にかけて長時間補習です。テストが近いので皆集中していますが、異なっているのは脳の体力です。2時間もするとオーバーヒートする人、5時間6時間やっても平気な顔をしている人。様々です。

普段走っていない人が長距離を走るとすぐに息が上がります。それに奮起して、トレーニングをはじめ一年後にはフルマラソンを走ってしまう。そんな中年ランナーの話をよく耳にします。このことは分かりやすいので誰もが納得します。

ところが、頭の中の話になるとそうはいきません。なにしろ頭の中を覗いてみるわけにはいきませんし、仮に覗き込んでも何かが動いているというわけでもなさそうです。したがって、普段頭を鍛えていない人間が急に頭を長時間動かすのは難しいといっても必ずしも説得力を持ちません。

ただ、オリンピックのマラソンランナーと運動不足の中高年との体力差が圧倒的であるのと同様に、脳の働きも相当違っていると考えるほうがずっと自然です。

今日10分のトレーニングを明日は15分にし、そして、20分、1時間、2時間・・・。やがてはフルマラソンまで。そのようにして、頭も鍛えられるはずでは・・・。

話は変わりますが、ハンマー投げの室伏広治が日本選手権20連覇を成し遂げました。圧倒的体力の持ち主ではありますが、深く頭が下がります。アジアの鉄人と呼ばれた父重信と二人で日本のハンマー投げの歴史のほぼ全てが語りつくせるのでしょう。うーん。ため息が出てしまいます。

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