2014年6月24日火曜日

竹富島の教科書問題

学生時代にトカラ列島を旅したことがあります。トカラ列島は鹿児島県の南端から種子島や奄美大島を含む10程度の島々で成り立っています。

奄美大島には猛毒のハブが生息しているのですが、トカラ列島は一つ置きにハブのいる島といない島が並んでいるのだそうです。同じ十島村という行政区域に入っていてもそれぞれが海に隔たれているためか独特の文化があるというようにも聞きました。

ダーウィンが進化論を考えたガラパゴス諸島のフィンチという鳥が島ごとにそれぞれ進化しているのに似ているのかもしれません。

先日TVで沖縄在住の女性歌手が沖縄本島以外の沖縄県の島の方言を理解できないといっているのを聞いて驚きました。一つ島が異なると別の言葉のように聞こえるのだと。やはり、海で隔てられた島々で独特の言葉が育ったのでしょうか?

さて、竹富島の教科書問題です。竹富島は石垣市、与那国町と一緒に八重山地区で同じ教科書を採択することになっていました。しかし、竹富町のみ別の教科書を使うことを決めていました。経緯は複雑ですのでここでは述べません。いろいろあったのですが、来春から竹富島単独で教科書を採択し、他の学校同様無償で教科書が配布されることになったようです。

驚いたのは、八重山地区の竹富町以外の教育委員は採用した教科書を見たことも読んだこともなく、TVのインタビューに「えっ、見なくちゃいけないの?」といっていたことです。

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