2020年3月17日火曜日

特色検査の意味って

何のために特色検査をやるのでしょう?取り合えず思いつくことは
Ⅰ.受検者が皆高得点で合否の判定が難しいから?
嘗て、神奈川県の入試はとても易しく、いかに間違いをしないかを競うような問題でした。上位高では満点に近い受検者ばかりでその差がないときがありました。その時、一部の高校が特色検査を実施したのですが、意味はあったと思います。その後、入試問題が難化し、上位高でも学力差がつく問題となりました。その結果、殆どの上位高で特色による判定の必要性はなくなりました。
Ⅱ.内申は高くないが学力の高いものを選抜をするため。
模試のデータを見ていると、殆どの特色検査実施校で、学力検査高得点の受検者はそれなりに高内申点を持っている場合が多く、ほぼ一次選抜で合格します。学力優先と言っても2次選抜合格者は1次選抜合格者に比し、学力検査の得点が高いわけではありません。その結果、2次選抜での特色高得点による合格者の中には5教科の基礎学力不足かと思える点数の人もいます。入学後の学力に不安を感じます。
Ⅲ.既存の5教科という枠ではない中で問題を処理できる能力を見る。
今年も教科横断の問題が出ました。2教科、3教科に渡る総合的な出題です。最もよい対策は基礎教科である数学や英語をきちんと学ぶことです。後は少し、慣れるための練習をすれば十分です。昔、学際性ということが叫ばれた時代があります。例えば、物理と化学にまたがる領域です。しかし、物理、化学そのものをしっかり学ばない場合、ただ中途半端なだけです。
          個人的には”特色?・・・?”というところでしょうか。

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