高3の生徒に英作文の添削を頼まれました。それは、中堅私立大学の入試問題でした。
ざっと、答案を読んでみて、独特の違和感がありました。このような体験を何度かしているので直ぐに気づきました。それは、翻訳ソフトを使った解答でした。
チェスも、将棋も、囲碁もコンピュータに負けてしまいました。人工知能の発展は目を見張ります。これは勝敗を決めるものですから、棋譜が人間的である必要はありません。変な手順でも強ければよいのです。
一方、言語の翻訳は事情が違います。ほんの些細な部分でも違和感があると、文全体の信頼性が揺るぎます。最近よく見かけるのは、アマゾンのようなネット上での商品紹介の日本語がとても奇妙なことです。多くは、中国等のメーカーが日本市場に発信しているもののようです。敬語その他、まだまだです。
受験勉強に翻訳ソフトを使う。うーん。どうでしょう。唸ってしまいます。
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