2015年10月25日日曜日

実力に合わない問題「大学受験数学」

この時期、予備校と塾を掛け持ちでやっている受験生から予備校の教材に関する質問が増えてきます。

学力ではなく志望校によってコースを選ぶためか、教材が全くあっていない場合が多々あります。その教材をほぼ1から10まで教えた後で、「これは、お前の勉強には合ってないぞ」と伝えます。本人もそう思っているようですが、高額の授業料を払い込んでいたりで、簡単ではありません。予備校で扱う教材を予備校で処理できず、それを教わりに塾に来るのは本末転倒ですが、現実には難しいのでしょう。

同様に、志望校が高すぎる場合、赤本のような教材をやっていくのも問題です。入試問題が必ずしも良問でないということ、難しい過ぎる問題を教えられて解いても自力で解けるようにならないこと(その基礎となる技術に習熟していないから)などです。一度、ランクを落として、足元を固めるべきです。例えあと3ヶ月後だとしても。

人生には泣いても笑っても上手くいかないことはあります。受験はそのひとつです。大切なことですが、それが全てでもありません。自分のやっていることに相対的な視点を持つことも重要です。

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