ずっとテニスで世界ランク1位を守っていたロジャー・フェデラー(スイス)が日本に来たとき、記者がこんなことを聞きました。
「日本にはフェデラーがいないのですが・・・」
すると、フェデラーが「日本には国枝がいるじゃないか!」と答えたのです。
今、テニス界で活躍中の錦織圭でも、クルム・伊達・公子でも、勿論、熱血松岡修造でもなく、車椅子テニスの国枝慎吾の名を上げたのです。
国枝は車椅子テニスでは全米、全仏、全英、全豪のグランドスラムを達成し、世界のトップに君臨しています。
ロンドンオリンピック(パラリンピック)の中で私がもっとも魅了された競技は国枝の試合でした。おそらく、フェデラーも国枝の試合を見つめる一人なのでしょう。
「日本には国枝がいる」
本当にそうです。もっと多くの日本人が彼のことを知るべきです。そして、彼の試合は我々凡人にささやかな勇気と自信と高揚感を与えてくれます。
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