特色検査は自己表現検査と実技検査があります。自己表現検査は昨年まで主に独自入試をしていた上位校で実施されます。平塚周辺では平塚江南、湘南、小田原、厚木です。
具体的な内容が少しずつ分かってきました。昨年までの前期選抜の面接時に行われていた自己表現は小論文や討論などでしたが、今回のものはそれとは全く違ったものでした。
厚木高校が配布した問題例は
例題1 環境に関する文章とグラフがあり、
①日本語の設問に答える。
②-1 英文Aを読み、日本語で箇条書きにまとめる。
-2 英作文
-3 英文Bを150字程度にまとめる。
③日本語の設問に答える。
例題2 ギリシャ人エラトステネスの夏至に関する考察の文章があり、
①彼が地球が丸いと考えるようになった理由を50字程度で述べる
②2つの地点から出発した馬車が出会う場所を計算する。
③彼が計算した地球一周の距離を求める。
例題1は想定していた範囲内のものでした。
例題2は予想外でした。戸惑う人がいるのではないかと思います。この問題は中学入試では有名で、②の計算(旅人算で出会いのもの)も中学入試では基本的です。これが実施されたら、中学入試経験者(あるいはその勉強をした人)は圧倒的に有利です。普通に公立中学に進学した人(ほとんどの人はエラトステネスが誰か、出会い算が何かを知りません)にとっては”思考力”を試される問題だとしても、中学受験経験者にとってはお馴染の練習問題ということになります。どこかの中学入試問題から取ってきたようなもので、特色検査とは期待外れでした。
何れにせよ、この問題が入試で200点(英数2教科分に匹敵)ということになります。
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