2019年1月27日日曜日

立体図形の問題を解くということ

中学受験から大学受験まで、数学で難しい分野の一つは立体図形です。その問題に描かれた図をイメージできないというのが最大の理由でしょう。そもそも、問題に描かれた図が上手く描かれていない場合もあります。

教えていて、問題を理解させることに困難を感じた場合、大急ぎで立体模型を作るときがあります。作り始めた理由は、Amazon等の空箱が沢山たまり、しかも、そのダンボールが新しくて勿体ないというものです。カッターと定規を使って展開図を切り取り、立体を作成します。それによって、多くの生徒がイメージできなかった立体を現実的にとらえられるようになります。

さて、ITの時代です。立体の問題は立体を見て問題を解く。そのようになっていくのでしょう。現在の立体の問題は、平面に描かれた図形を立体としてイメージして解く能力が問われているのであり、立体そのものを扱う能力を問われているわけでは無いのです。その頃、私が数学を教えているのかどうかわかりませんが、それまではダンボールを切り抜くことになりそうです。えっ?将来はダンボールも無くなってるって?

0 件のコメント:

コメントを投稿