2015年8月2日日曜日

友人の絵

20年以上前に白血病で死んだ親友の妹さんから手紙が来ました。母君が養護ホームに入られたとのこと。

友人は画家で沢山の作品を残していました。死後その作品をどうするかは大きな問題でした。まだ、若かった母君は、絵の保存と展示に尽力されました。荻須美術館での回顧展や夭折の画家の作品を集めていた信濃デッサン館への寄贈。そして、親しい友人に作品を分配して保管してもらう、ウェブ上に仮想美術館を作る。等々。私も微力ながらそれを手伝っていました。

母君は名古屋に住んでおられたので、ここ数年会うことができないまま、連絡も年賀状を出すだけになっていましたが、今年は返信がありませんでした。

実家に残った沢山の作品をどうするか。難しい問題です。こうした問題を抱えた人は日本にも世界にも沢山いるのでしょう。

ほぼ無一文の状態でパリの彼のアトリエに居候したものとして、何かをしたいと思ってはいるのですが。

http://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/4040/

上記のアドレスで彼の絵が見れます。

そう言えば、閉鎖のうわさのあった信濃デッサン館はどうなっているのでしょう。もう一度行きたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿