2013年3月28日木曜日

支倉焼き

知り合いの方から旅行のお土産を頂きました。仙台の支倉焼きというお饅頭のようなものでした。

箱を開けると中に、支倉常長に関する説明が書いてありました。伊達政宗の家臣で、ローマ法王に謁見した使節団の支倉常長です。

呼んでいて驚くことが沢山ありました。30メートル程度の国産の船で太平洋を渡ったこと。出発の地が日本海側、秋田県の男鹿半島であること。日本人150名と南蛮人40名とが乗り合わせていたこと等。

苦難の末、ローマに着き、法王パウロ五世に謁見します。そして、7年後に帰国します。折りしも、ローマではコンクラーベで新法王が選出されていました。

かつて、ソビエト客船、マリアユリアノーバ号で太平洋に出、船酔いで唸っていた若き日を思い出しました。30メートルの船ではさぞ怖かっただろうと思います。150人の日本人は皆、決死の覚悟で海を渡ったはずです。船旅はいつも困難とロマンに満ちています。

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