2019年6月19日水曜日

小西甚一;古文研究法

中間テスト中のため、普段は数学をやっている時間に、古文をやっている高校生から質問があり、書架に立ててある古い本で調べ始めました。その本の名は小西甚一著”古文研究法”です。私の高校時代には有名な本でした。大学に入ると同時にほとんどの本を処分したのですが、理系でありながら、この古文の本だけは残しました。そして今でも時々読んでいます。助動詞の章の初めにこんなことが書いてあります。”助動詞が何なのかは学校などで聞いていることだろうから、ここでは説明しない。それが必要な方はこの本とは無縁である。云々” 思わず、笑ってしまいます。今、こんな本に出合うことは稀です。現在のとても丁寧で、易しく、その分、内容の薄い参考書とは一線を画しています。生徒の質問を忘れて、思わず読み入ってしまいました。驚くことにまだ売っているようです。

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