2013年12月5日木曜日

聞くは一時の恥

”聞くは一時の恥じ。聞かぬは一生の恥。”

よく母が言っていました。知らないことはどんどん聞けということです。私がこの仕事を始めた頃、分からないことを積極的に聞くことのできないシャイな子供が沢山いました。そんな子供にこのことわざは意味のあるものでした。

今、こうした内気な子供が減っているような気がします。子供たちはどんどん分からないことを聞いてきます。一見よいことのようですが、気になることが二つあります。一つは同じ質問を何度もすること。或いは、人のした質問を繰り返すこと。あまり話を聞いていなかったり、以前聞いたことをちゃんと覚えていないのです。そして、もう一つは、たいして考えずに、問題を読まずにすぐ質問することです。自分でやれる部分を自分でせず、他人に依存しているようにも思えます。

聞かれたことをすぐに教えない。こういう態度も今は必要な時代なのでしょう。

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